
目的
ノートPCを閉じた状態で使いたいです(クラムシェル)。デフォルトだと閉じると停止してしまうので、リモートログインできなくなってしまって不便です。Ubuntu(22.04)をインストールしたノートPCを起動させっぱなしにする方法について解説します。
実行環境
- ノートPC(必須):Ubuntu(22.04)
ノートPCに直接Ubuntuがインストールされている環境で実施しました。
すぐにノートPCをスリープにしない方法
蓋を閉じた時の設定は、systemd-logind.serviceの設定に依存しています。
設定ファイル/etc/systemd/logind.conf を編集します
sudo vi /etc/systemd/logind.conf
編集後にコメントを外して設定値を変更して以下にします。
HandleLidSwitch=ignore
全体としては以下のようになっています。

サービスを再起動して設定を反映させてはいけません。素直にリブートしましょう。
放置してもスリープ状態にしない方法
キーボード等が一定時間操作されなかった場合、省電力の機能としてサスペンドされてしまいます。
/usr/share/gdm/dconf/90-debian-settingsを編集することでサスペンドを回避することができます。
sudo vi /usr/share/gdm/dconf/90-debian-settings
開いていくと下のほうに
[org/gnome/settings-daemon/plugins/power]
の項目がありますので以下を追記します
sleep-inactive-ac-timeout = 0
sleep-inactive-battery-timeout = 0
全体としては以下になります。

まとめ
クラムシェルモードで使えるように、スリープしないようにしました。
コメント